新外装技術への取組み

当物件は大和建設の設計施工による個人住宅である。「外装技術で差別化を図る」という方針の下、金属板金と特殊粉体塗装により“一味違うファサード”をつくり上げた。

金属板金は、製作時の加工が難しく、また表面仕上げの種類も無数にあり、制作・加工・図面作成等、生産体制への深い理解が必要である。今回の案件でも、各所から技術者・専門家が集結し新材料・新工法へ挑んだ。

粉体塗装は、緑青や鉄さびのような立体感のある「クランプル」という仕上げを採用し、溶剤系の塗装では出せない質感・色調を表現した。時間帯や天候によって違う表情が見られるのも特徴である。